『ロング グッドバイ ―パパ・タラフマラとその時代』
(青幻舎、2011年)
取材・構成・編集
2011 | CL: 青幻舎
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パパ・タラフマラ、小池博史 著
影山裕樹 編集
「私たちは、パパ・タラフマラの解散を、いまの文化状況への痛烈な批判として受け止めるべきだろう」
―堤清二(公益財団法人セゾン文化財団理事長)
舞台芸術につきまとうお金の問題に真正面から取り組んでいます。
セゾン文化財団理事長の堤清二さんを始め、
パパ・タラフマラの関係者へのインタビュー、構成、編集を行ないました。
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主な目次:
パパタラシンパ曰く 谷川俊太郎
パパ・タラフマラが気になる、というのは? 小沼純一
単純化する世界とせめぎあう豊饒な肉体 天童荒太
【パパ・タラフマラとその時代 1982-2012】
「こんな時代に人々に何を訴えるかという問題に正面から向き合う姿勢に、希望を抱きました」堤清二
「日本でパフォーミング・アーツという概念が根付かなかったのは、小池さんも誤算だったんじゃないかな」榎本了壱
「彼らのマルチメディアな舞台表現は、時代に先行していました」片山正夫
パパ・タラフマラ解散が問いかけるもの 文化政策・芸術支援を巡って 吉本光宏
特別対談:表現を継続していくための資金的な援助は必要か否か 浅井隆×小池博史
【パパ・タラフマラとのコラボレーター達】
「役者さんと同じぐらいの力をもって、舞台の上でキマるものをつくりたい」ヤノベケンジ
「パパ・タラフマラとの仕事は、見たことのない自分と向き合うきっかけを与えてくれた」葛西薫
【パフォーミング・アーツの未来】
特別対談:in betweenな領域で闘いつづけるには? 長谷川祐子×小池博史
「舞台芸術は詩人のように一人ではやれない。清濁併せ呑まないとやっていけないものなんですよ」平田オリザ
「今回こうして振り返ってみて、やっぱり私たちの先輩なんだなって思いますね」快快
「小池さんはあまり因果関係に縛られないままずっとやっていると思うんです」立川直樹
「メインストリームから少し離れたところでやってきた者同士のシンパシーを感じました」是枝裕和
まだ見ぬ世界の果てに向かって パパ・タラフマラの30年 村井健
咲きほこっている一本の線から出発して 港千尋
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著者 パパ・タラフマラ、小池博史
タイトルコピー 安藤隆(サン・アド)
カバーロゴ 葛西薫(サン・アド)
ブックデザイン 内川たくや
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※終了しました
>>2012.4.20
4月25日19:00~ライブストリーミングサイトDOMMUNEにて、
トークイベント:舞台芸術の未来を考える―ジャンル、制度、時代が放送されます。
登壇者:小池博史(パパ・タラフマラ主宰)×平田オリザ(劇作家、演出家)
×相馬千秋(フェスティバル/トーキョー プログラム・ディレクター)
司会:影山裕樹